カニは好きだけどあまり種類について気にして食べたことないと言う方も多いのではないでしょうか。
そんな方向けにこの記事ではタラバガニについてお伝えしていきます。
おすすめの食べ方なども紹介していますので最後までご覧ください。
では、実際にタラバガニについて紹介していきたいと思います。
タラバガニはズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニと共に日本で食用として出回っている4大ガニの1つです。
主な産地として、北海道やロシアのオホーツク海、アラスカ州のベーリング海と呼ばれるところが挙げられます。
旬な時期は獲れる海によって異なるのですが
北海道→4~5月ごろ
オホーツク海→3~6月ごろ
ベーリング海→12~2月ごろ
と言われています。
ただ、タラバガニはこれといった旬の時期はなく、先ほど述べた旬の時期以外でも美味しいタラバガニが獲れる時もあります。
そもそもタラバガニは、なぜタラバと言う名前がついているかをご存知でしょうか?
タラバガニは漢字で書くと「鱈場蟹」と書きます。
実は、タラバガニは魚のタラ(鱈)が棲んでいるところでよく取れたことからその名前がついたと言われています。
通常カニは足が5対(10本)なのですが、タラバガニは4対(8本)しかありません。
実は、タラバガニは学術的にはカニの仲間ではなく、ヤドカリの仲間なのです。
なぜタラバガニにカニという名前が付いているかというと、見た目も味もカニなため専門家がヤドカリの仲間と発見するまでに、漁業関係者がタラバガニとして売っていたことによりそのまま広まってしまったと言われています。
タラバガニは学術的にはカニではないのにもかかわらずカニの王様と呼ばれることが多いですし、英語でKing Crabと書くので海外でもそういった認識があるようです。
なぜ、タラバガニはかにの王様と呼ばれているかと言うと、一番の理由としては大きいと言うことが挙げられます。
タラバガニと同じくらい有名なズワイガニと比べてみると、一回りくらい大きく甲羅も存在感を放ち、脚も1つ1つも太いです。
また、ズワイガニと比べると脚に入っている身の量もぎっしりと詰まっており、繊維質も太く非常に食べ応えもあるということからカニの王様と呼ばれているのです。
タラバガニは他の有名なカニであるズワイガニや毛ガニなどと比べると高い値段で取引されています。
その理由としては先ほどお伝えした通り、タラバガニは体が大きく身もぎっしり詰まっているため、重さで値段を決められることが多いカニ市場では高い値段が付いてしまうからです。
また、日本に流通しているタラバガニは以前はオホーツク海で獲れるロシア産のものが流通していましたが、日本とロシアの漁業に関する決まりが厳密になったことを受け、輸入量が減ってしまったことから日本国内でのタラバガニの価値が上がってしまったということもあります。
タラバガニは身がぎっしり詰まっていて繊維質も太いので非常に食べ応えがあります。
そんなタラバガニは焼いて食べる方法が1番おすすめです。
網やコンロに乗せて数分焼けば香ばしい香りとともにタラバガニの食べ応えのある食感を味わうことができます。
何もつけずに食べることもおすすめですが、さっぱり系の醤油などをつけるとまた一段と美味しくなります。
タラバガニはヤドカリの仲間だったり、鱈場に棲んでいたことから名前が付いたなど、食べたことはあるけど、詳しくは知らなかったと言う人も多いのではないでしょうか。
また、今後タラバガニを食べるときは、焼いて食べた時と生で食べた時の違いや、カニの仲間であるズワイガニと味は違うのか?といったような楽しみ方もできますので、ぜひ食べ比べしてみることをおすすめします。