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魚の知恵袋「高級食材キャビアの秘密」

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誰もが知っている高級食材の一つ「キャビア」

でも、多くの方が知らないことばかりだと思います。

そこで、「えっ!」って思うキャビアの秘密をいくつかご紹介します。

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1.チョウザメは「サメ」じゃない!
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キャビアは「チョウザメの卵」っていうのはけっこう知られています。

ただ、「チョウザメ」を「サメ」の一種と思っている方が多いのでは?

実は、チョウザメはサメ科ではないんです。

チョウザメ目に分類される、いわゆる「古代魚」なんです。

シーラカンスが有名な古代魚です。

古代魚だけあって、寿命は非常に長く、150歳まで生きるものもいるそうです。

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2.キャビアには処理方法が2種類ある。
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キャビアは保存期間を長くしたければしたいほど塩分濃度が高くなります。

そして、風味と食感に違いがでるのが殺菌処理をするかしないかです。

殺菌処理を施したものを「パスチャライズ・キャビア」、
していないものを「フレッシュキャビア」
と呼びます。

もちろんフレッシュキャビアの方が本来の風味と食感を楽しめるのですが、
入手するのは中々困難です。

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3.チョウザメ絶滅の危機
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過去、チョウザメはキャビアの美味しさから乱獲され絶滅の危機に瀕しました。

そこで資源管理体制が置かれたのですが、もともと繁殖力が強いわけではないので、
中々個体数が元に戻りません。

よって、キャビアの値段は高騰してしまいました。

今では世界各地で養殖に力を入れられています。

当店のキャビア各種

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編集者/クリエイティブディレクター。アナログゲームとブリの照り焼きを愛する元農家。お米は土鍋で炊く派です。