5月が旬の魚には、
鯵(あじ)、伊佐木(いさき)、鰹(カツオ)、黍魚子(きびなご)、
鰆(さわら)、白子(しらす)、眼張(めばる)
などがあります。
この中で、当店で取り扱っているのは、
鯵(あじ)、鰹(カツオ)、鰆(さわら)、白子(しらす)
の4種類です。
それでは、その4種類について見ていきましょう。
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1.鯵(あじ)
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暖流にのって日本周辺を回遊し、季節を問わず漁獲されますが、旬は5~7月。
この旬の時期に獲れるアジは少し小ぶりですが、脂ののりが良いです。
アジの種類は様々ですが、有名なのはマアジ、ムロアジ、シマアジでしょうか。
漁獲量はどちらも長崎が1位です。
九州~中国~四国あたりの西日本での水揚げが多いです。
■シマアジ(鮮魚)
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2.鰹(カツオ)
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カツオはこの時期(初夏)が旬の「初鰹」と、初秋が旬の「戻り鰹」があるのは、
わりと有名ではないでしょうか?
春に黒潮にのって太平洋を北上する時期のが「初鰹」。
秋に水温低下に伴い南下してきたところを獲ったものが「戻り鰹」。
特徴としては、初鰹は「さっぱり」。戻り鰹は「こってり」。
初鰹は北上の過程で捕らえられるので、脂が少ないさっぱりとした淡白な味わいです。
戻り鰹はエサをたっぷり食べているので脂がのっており「トロ鰹」などとも呼ばれます。
この時期の初鰹に薬味をたっぷりのせてポン酢で食べれば、最高の酒の肴となります。
個人的には芋焼酎と相性抜群だと思います。
少しクセのある鰹の臭みを芋の香りがほどよく消してマッチしてます。
■カツオの炭火焼きシリーズ
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3.鰆(さわら)
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さわらは回遊魚なので、10月~6月と旬の時期は地域によって異なります。
関東では産卵期前の脂ののった「寒鰆」(12~2月)が人気ありますが、
晩春から初夏にかけて、産卵のために瀬戸内海に大量に押し寄せるので、
土佐から岡山などではこの時期が旬です。
身が非常に柔らかいので、煮付けよりも焼きに適してします。
■鰆(鮮魚)
■鰆の漬け魚(西京漬け)
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4.白子(しらす)
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1~3月中旬まで禁漁とされており、4月中旬以降に本格的な収穫となります。
「しらす」は魚の名前でなくイワシの稚魚の総称であることはご存知ですか?
また「ちりめんじゃこ」も「しらす」です。
ちなみに、「しらうお」とは全くの別物ですのであしからず。
ご存知の通り、栄養(カルシウム、DHA、EPA)がたっぷりです。
小さな体に旨味がぎゅっとつまってます。
我が家では「しらすチーズトースト」が子供たちに大人気です。
忙しい朝にぴったり栄養たっぷりのトーストです。
■「しらす干し」や「ちりめんじゃこ」