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「春は貝の季節」

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1.春は貝の季節

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今年4月に入ってから、当店で販売する貝類の品目を増やしました!

貝はなんといっても、4-6月の時期に旬をむかえるものが多いです。

1年でこの時期だけ、より身がぷっくりとして香りも強く感じられます。

今の時期に貝を食べないで、いつ食べるの?と声を大にして言いたいです。

それでは新発売の貝を中心にご紹介します。

【あさり】

ど定番の貝、あさりです。特に大きなサイズを選別して出荷してます。

小さいサイズですとスーパーに売ってますので、せっかく築地から送るなら
と、大きめで扁平のものを送っています。(あさりは生育がよいと平べったく
育ちます)

【真つぶ貝】

つぶ貝のお刺身といったらこの貝です。つぶっていう名前のつく貝は多いの
ですが、お刺身ならこの貝。

北海道産で新鮮なつぶ貝は、コリコリのお刺身になります。

【磯つぶ貝】

つぶって名前に付きますが、こちらは煮付け用の貝です。小料理屋さんの
突き出しにでてくるような、品の良い小さな貝です。

醤油で煮付けると柔らかくてすごく美味しいですよ。

【赤貝】

こちらは店主イチオシ。春の貝の王様です。
活けの赤貝って食べる機会が少ないと思います。値段が値段ですので、ほんと、
国産ものは高級寿司屋でしかでてこないです。

味、香り、見た目の美しさ。この時期の赤貝はどれをとっても一級品!

中国産もおいしいですよ。

中国産が気になる方もいるかもしれませんが、活け赤貝流通の7-8割は中国産
です。国産に比べて色味がちょっと薄いくらいで、味よいです。

【白ミル貝】

貝好きな方ははずせない、ミル貝です。
愛嬌のある姿をしているミル貝。水管の部分のお刺身は絶品です。

最初に潮の香り、次に甘みがひろがる味です。うまい。

【ほっき貝】

大型の北海道産の貝です。お刺身でも焼きでもOK。

産地では、ほっき貝カレーなんかもあるそうです。さっと湯引きすると甘み
がアップします。

【ホンビノス】

外国産種が東京湾に住み着いちゃいました。

アメリカのクラムチャウダーで使用される貝です。安いので最近急速に名が
売れ始めました。スープにしたときにダシが意外と出るんですよねぇ。

その他、従来の定番の貝も旬をむかえています。

ハマグリ、殻ホタテなんかはオススメします。

ホタテは4月中くらいで天然ものが終わり、その後は養殖ものとなります。

天然ホタテは大きくて貝柱が甘いものが多いですよ。

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編集者/クリエイティブディレクター。アナログゲームとブリの照り焼きを愛する元農家。お米は土鍋で炊く派です。