2019年7月3日
知らない人はいないホタテ貝。
お刺身でもよし、焼いてもよし。非常に使い勝手のよい貝ですよね。
一般の方だけではなく、料理人にも重宝されています。
和食であれば、お刺身や寿司ネタ。洋食ならバターソテーが絶品です。
さて、このホタテここ数年、値段が急激に上昇しているんです。
むきほ(剥いてあるホタテの柱のこと)の500gパックは、3-4年前の2倍の値段になっております。
ホタテをメニューから外すことができない料理人の方が、頭を抱えております。
回転寿司のホタテの握り、小さくなっているのお気づきでしょうか?
では値段上昇の要因は何なのでしょうか?
実は日本人が大好きなホタテは、海外でも大人気なんです。
日本から海外に輸出される農林水産物で、なんと輸出額1番!がホタテです。
2015年のホタテ輸出額は、590億円。その内40%が中国へ、20%がアメリカ向けです。
(ただし中国へは殻付つきのホタテが輸出され、むき身にして冷凍されたものがアメリカに渡っている)
2011年は100億ほどでしたが、毎年増加の一途。わずか5年間で6倍となりました。
輸出量が急増したにも関わらず、2015、2016年のオホーツクでの養殖ホタテの生産量が激減しました。
2016年は過去20年で最低の生産量とのこと。
こうなると築地に入荷するホタテも数量が少なくなり、高値となります。
意外と知られていないホタテの現状です。
ホタテに関わらず、美味しい水産物は世界中で争奪戦となっています。
タラバガニやズワイガニも、需要増、生産量減により品薄相場高です。
5年後10年後、市場に並ぶお魚の種類はガラリと変わってしまうのでしょうか?
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