2019年7月3日
「自分の力ではどうすることもできず、相手のなすがままになるしかない状態。
また、覚悟を決めて、見苦しく騒いだりしないこと」
このたとえが「まな板の鯉」ですが、
本当に鯉はそんなに肝が座っているのでしょうか?
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鯉だって死ぬのはヤダ!
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実際に、活きた鯉をまな板に乗せて包丁を入れようとすると・・・
バッタバッタと暴れます! _l ̄l○ガクッ
そりゃそうです。鯉も死ぬのはやですもん。
いきなり否定されてしまいました。
でも、そんな表現があるには訳があるんです。
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鯉に肝が座っているようにみせる「職人の技」
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鯉は死ぬとかなり生臭くなるので、調理する際には活きた鯉を使うのですが、
鯉がジタバタ暴れると調理しにくい。
そこで「職人の技」が登場!
鯉の「側線器」と呼ばれる水流や水圧を感知するための感覚器を包丁の裏で
なでるのです。
その感覚器は相当に敏感で、包丁で撫でられると失神してしまうのです。
これで鯉に「肝が座った状態」っぽく見せられるのでした。