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魚の知恵袋「まな板の鯉ってホント?」

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「自分の力ではどうすることもできず、相手のなすがままになるしかない状態。
また、覚悟を決めて、見苦しく騒いだりしないこと」

このたとえが「まな板の鯉」ですが、
本当に鯉はそんなに肝が座っているのでしょうか?

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鯉だって死ぬのはヤダ!
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実際に、活きた鯉をまな板に乗せて包丁を入れようとすると・・・

バッタバッタと暴れます! _l ̄l○ガクッ

そりゃそうです。鯉も死ぬのはやですもん。

いきなり否定されてしまいました。

でも、そんな表現があるには訳があるんです。

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鯉に肝が座っているようにみせる「職人の技」
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鯉は死ぬとかなり生臭くなるので、調理する際には活きた鯉を使うのですが、
鯉がジタバタ暴れると調理しにくい。

そこで「職人の技」が登場!

鯉の「側線器」と呼ばれる水流や水圧を感知するための感覚器を包丁の裏で
なでるのです。

その感覚器は相当に敏感で、包丁で撫でられると失神してしまうのです。

これで鯉に「肝が座った状態」っぽく見せられるのでした。

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編集者/クリエイティブディレクター。アナログゲームとブリの照り焼きを愛する元農家。お米は土鍋で炊く派です。