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魚の知恵袋「ふぐの秘密」

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1.ふぐの毒について

ふぐといえば真っ先に思うのが毒についてではないでしょうか?

ふぐの毒は「テトロドトキシン」と言い、青酸カリの約1,000倍の威力を持つ猛毒で、

その毒力は、約2mgでヒト1人を殺すことができます。

サリンの毒力に匹敵する猛毒です。

症状としては、約30分後に頭痛、吐き気、唇の周りのしびれ、その後、五感の麻痺、

運動不能、血圧降下などが起こり、死に至ります。

水にも溶けず、200度以上でも分解しないので、どんな調理方法でも毒は消えません。

2.ふぐ調理資格

ふぐの毒は猛毒ではありますが、当然きちんと処理すれば問題ありません。

ふぐの調理資格は都道府県知事が行う試験にて免許を所得するのですが、都道府県別で

取得の条件や難易度が異なり、その資格は当該の都道府県でしか通用しないのは、

あまり知られていないのではないでしょうか?

3.ふぐ刺しが薄く切られるワケ

ふぐ肉は、高タンパク・低脂肪・低カロリー。

熟成されたふぐ肉は、うまみ成分のイノシン酸が最大となり、甘みがあります。

ただ、他の魚と比べて繊維が強いので、牛肉の筋を使った「牛肉のたたき」のように、

薄く切られてあります。

4.ふぐの中でも一番は?

ふぐは世界で約330種類生息しています。

日本で流通しているのは主に、トラフグ、カラスフグ、マフグ、サバフグなど。

その中でも「トラフグ」はNo.1ですね。

ふぐの横綱です。味は最高ですが、値段も最高!

卵巣は猛毒ですが、精巣は超美味です。

オスの方が高値で取引されます。

ふぐ料理といえば、ふぐ刺し(てっさ)、ふぐ鍋(てっちり)、皮の湯引き(てっぴ)などいろいろ。

それらを楽しめるセットも販売しているので、是非どうぞ!

当店のふぐ各種

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編集者/クリエイティブディレクター。アナログゲームとブリの照り焼きを愛する元農家。お米は土鍋で炊く派です。