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【魚の知恵袋】「オマール海老」について

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■「オマール海老」とは

近年、日本でも知名度が上がってきた「オマール海老」。

フランス語の「homard(オマール)」に由来しますが、英語の「lobster
(ロブスター)」とも呼ばれています。

ただ、築地で「ロブスター」は伊勢海老の輸入モノを指すので、当店では、
「オマール海老」の呼称を使っています。

生息地域は、アメリカ東海岸やヨーロッパの地中海から北欧ノルウェー近辺、
南アフリカ地域などに分布します。
(当店のオマール海老は、アメリカやカナダ産です)

前脚の1対が大変大きなハサミとなっているのが特徴で、非常にどう猛な性格
なので、仲間同士で傷つけあうこともあります。
そのため、水揚げされたオマールは、すぐにゴムバンドでハサミを固定します。

体長は50cmほどにもなります。
(当店で一番大きいのが「1kgサイズ」。ビックリするくらい大きいです。)

■比較対象相手「伊勢海老」について

伊勢海老の生息地域は、日本の房総半島から台湾に至る太平洋沿岸地域、
朝鮮半島南部の沿岸地域、インド洋の熱帯地域、大西洋諸島・西部、
オーストラリア西部、ニュージーランド周辺海域です。

日本では伊勢が主産地から「イセエビ」と呼ばれていますが、
実は、三重県の漁獲量は第2位で、1位は千葉県です。

体長は、大きいものでも40cmを超えるものはまれで、30cm位が一般的です。

日本では毎年6月~7月が禁漁時期となります。

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■「オマール海老」と「伊勢海老」の違いは?

食感は、オマール海老の方が弾力が強くプリップリ。伊勢海老は少し柔らかめ。

オマール海老は、価格が伊勢海老の1/2以下の上、内蔵や殻などまで無駄なく
使うことが出来ます。
オマール海老のアメリケーヌソースが有名ですね。

ブランド力(!?)は、日本では圧倒的に伊勢海老の方が上ですね。
やはり昔からハレの日に使われてきたからでしょう。

生物学上分類は、
「伊勢海老」・・・イセエビ類イセエビ科イセエビ属
「オマール海老」・・・ザリガニ類アカザエビ科ホマルス属

”ザリガニ”って! イメージ悪いなぁ~

[当店の販売ページ]

■「オマール海老」各種

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■「伊勢海老」各種

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編集者/クリエイティブディレクター。アナログゲームとブリの照り焼きを愛する元農家。お米は土鍋で炊く派です。