2019年7月3日
いよいよ春の季節到来です。(今日寒かったけど・・)
春に旬を迎える代表的な魚は、何といっても真鯛ですね。
キレイな桜色の魚体なので、この時期に獲れる天然の真鯛を桜鯛といいます。
また、真鯛は最も養殖されている魚です。
では天然と養殖の真鯛の違いはなんでしょうか?
まず第一に見た目です。天然の鯛は淡いピンク色をしています。養殖鯛は生け簀の中で育てられるので海面に近く、太陽光を浴びて色が濃くなります。
昔は黒い鯛も多かったですが、最近の養殖鯛は色も鮮やかになってきました。
生け簀に丁寧に遮光シートをかけているようです。
次に味ですが、天然鯛は白身の旨味とともに香りがよいのが特徴です。
この香りは養殖ものには真似ができません。
対して養殖は脂をのせてますので、口に含んだときに強い旨味が感じられます。
これまた昔は養殖の魚は脂が臭かったようですが、今は全く匂いはありません。
居酒屋さんなどでは、お刺身の盛り合わせには養殖の鯛を使っています。
これは価格が安いという理由もありますが、脂が強く少ない枚数でもお客さんが満足しやすいという利点があるのだろうと思っています。
香りがよい天然真鯛を使うか、脂がのっている養殖真鯛を使うかは料理人さんの好みとなります。
旬を考えると天然物の真鯛をオススメします。
夏には卵を持って身がやせてきますので、春の時期にぜひお召し上がり下
さい。
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