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えびの王様!”車海老”を味わってみる!

誰がなんと言おうとえびの王様「車海老」!

こんにちは、編集部のそういちろうです。

日本人には馴染みも深く、おめでたい食材の一つになっている「海老」。

そういえば、なんでおめでたいとされているのかなぁー?と思ってグーグル先生に聞いて見たら、3秒で答えてくれました!(゜o゜;

一つには私も予想していた答え。
茹でた時の鮮やかな赤色が高貴で魔除けとされているから。
ただ、もう一つの答えには、一人で「なるほどー」と感心してしまいました。

「えび」は海の老人「海老」と書き、「腰が曲がるまで」という意味の長寿を表してめでたいとのこと!
これは知らなかった!でも納得!

 

大事なことなので2回言います、えびの王様は「車海老」だ!

さてさて、海老といえば色々な種類がありますね。
車海老、伊勢海老、ボタン海老、サクラ海老・・・その他にも、ちょっと前に偽装問題で騒がれた芝エビとバナメイエビや、最近知名度もあがってきたオマール海老(ロブスター)・・・おっと、よだれが。

先程挙げた中でも一番美味しい「海老の王様」はどれでしょう?

見た目にも豪勢で高級な伊勢海老っていう人もいるし、ぷりっとした食感とトロける甘味が美味しいボタン海老っていう人もいます。

でも毎日食材として扱っている鮨職人さんに是非聞いてみてください!
おそらく口をそろえて言うのが「車海老」でしょ!私も至極同意です!
(数人の職人さんにしか聞いていないのであしからず(^_^;))

ある職人さんの弁
「いろいろある海老の中でも唯一といってよいほど加熱したときに最も旨みがでる海老で、香りが高く芳醇な甘味とプリッとした歯ごたえは最高です!」

もう今回は車海老だけをべた褒めします!

 

そんな車海老を味わってみる!

せっかくだから生きた車海老を購入!
前段階で期待値マックスの車海老。

 

▲せっかくなので生きた車海老を買ってみました!

 

 

届いたのはおがくずにくるまった車海老たち!
少し触るとピクッとはねておがくずを撒き散らします!

あー新聞紙を敷いておけばよかった・・・
あとで掃除しなくては・・・

ちらかったおがくずでテンションが下がりそうになりましたが、生きの良い証拠といいきかせて調理スタートです。

 

温度に繊細な海老
車海老は10-15度くらいの水温に生息していて、冷蔵庫くらいの寒さや夏の暑い気温では死んでしまうくらい繊細な海老らしいです。今回はすぐに調理してしまいますが、もし食べるまでに時間がある場合には軽くボイルして冷凍してしまうのが良いそうです。

 

氷水で仮死状態にする
まずはおがくずから取り出して、そのまま氷水に漬けて仮死状態にします。

▲こうするとその後の作業がとても楽です

 

 

背腸(せわた)を取る

仮死状態の車海老を水道水でよく洗ったら、背腸(せわた)を取ります。
お刺身など頭をとって使う場合には、頭を取る時に一緒に背腸もとれるので簡単です。

またこの場合には足や殻もいらないので、それらも取り除きます。
お腹側を上に向けて殻の端に爪をかけて剝いていき、残った足も取り除きます。

▲頭の付け根の部分に指を入れて引っぱれば簡単にとれます

 

 

頭も残して揚げたり茹でたりする場合には、背わただけを爪楊枝で取ります。

▲頭の付け根に楊枝を刺して引っぱればするっと取れます

 

 

調理方法はいろいろあります。おすすめは塩焼き!

車海老の調理方法はいろいろあります。
活造り、天ぷら、塩焼き、浜ゆで、寄せ鍋、金天ぷら・・・

私のおすすめは、鮨職人さんもおっしゃっていたように、加熱したときに最も旨みがでる海老なので、お刺身ではなく、火を通した調理。

その中でも素材の旨みと香ばしさを味わえる塩焼きが一番だと思います!
レモン汁をかけてぱっくっと!最高です!

皆さんもぜひ味わって見て下さい!

by
築地の仲卸にて修行後に独立起業。家族や両親に食べさせたいと思える食材だけを扱うことがモットー。現在は4児の父として子どもたちに振り回されています。