2019年7月2日
和食が無形文化遺産に登録されるなど、みなさんもご存知のように、和食は
いまや海外で大人気。
築地市場からも日々海外に向けて魚が飛びたってるんです。成長著しいアジア
圏への輸出額が近年際立って伸びています。シンガポール、香港、上海、台湾
タイ、ベトナムなど。
日通(日本通運)の集荷所が市場内にあって、まるで国内に出すのと変わら
ないように海外へ出荷できるようになってます。
シンガポールなどは出荷した翌日-翌々日には店舗へ配達されるそうで、
こうなると、国内に納品するのと変わらない鮮度で魚を届けられます。
競りが行われるマグロやウニなど、「銀座の寿司屋がついていけない」ほどの
高値で競り落とされていて、知り合いの仲卸がぼやいてます。
シンガポールの高級寿司店で、10名で訪れた富豪の支払いが100万円!だった
ようで、これじゃ国内のお寿司屋さん買い負けしますよね・・
仲卸のなかには輸出専門の店も現れはじめてます。海外企業が弱体化した
仲卸を買収してます。
今後、最高品質の魚はまず海外向けに(冗談じゃなく)なっていくように
なりそうです。