2019年7月3日
1.「ししゃも」はほとんど流通されていない!?
市場に流通している「ししゃも」と名付けられているのは、
実はししゃもではなく、アイルランド・ノルウェー・カナダなどで漁獲される「カペリン」または
「カラフトししゃも」とよばれるものです。
本物の「ししゃも」は、漁獲量が少なく高価なため、あまり世の中に出回っておりません。
北海道産の生ししゃもは寒くなる時期、10月を過ぎると市場に入荷してきます。
ほとんどの人が「ししゃも」と思っている「カペリン」ですが、
産卵直前に漁獲するため、メスはほとんどが卵を持っています。
よって、ししゃもといえば子持ちししゃもが流通しているのです。
では、オスはというと、ほとんど廃棄され魚粉やミール、一部みりん干しに加工されています。
2.「メス」は「オス」の1.5倍
実は、「ししゃも」は身の脂ののりがよい「オス」の方が美味しいといわれています。
メスは卵を持つと身の脂が減少してしまうからです。
しかし、メスは卵をもったいわゆる「子持ちししゃも」の人気が高く、市場での相場はオス
の1.5倍くらいになります。
純粋にししゃもを楽しみたい人は「オス」を、
やっぱり子持ちししゃもが好きという方は「メス」をおすすめします。
いずれにしても、本物の「ししゃも」を一度味わって見てください。。
■「本ししゃも(北海道産)オス」
■「本ししゃも(北海道産)メス」