2月が旬の魚には、
鮟鱇(あんこう)、金目鯛(きんめだい)、鰆(さわら)、鯛(たい)、平目(ひらめ)、
河豚(ふぐ)、竹麦魚(ほうぼう)などがあります。
この中で、当店で取り扱っていないのは河豚(ふぐ)だけですが、今月中には
販売開始予定です!乞うご期待。
珍しい「竹麦魚(ほうぼう)」は、過去1匹だけ売れました!
お買上げ頂いた女性の息子さんが自称魚博士らしく、ほうぼうを色々観察した後、
美味しく召し上がって頂いたようです。
その後、丁寧なお手紙を頂きました。
(ホームページの「お客様の声」に掲載していますのでご覧ください)
では、2月が旬の魚を一つ一つ見ていきましょう。
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1.鮟鱇(あんこう)
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旬は12~2月。
冬場の低い水温で身が締まり、味もよくなります。
あん肝(あんこうの肝臓)も、春先の産卵に向けて肥大する時期です。
■あん肝のいろいろ
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2.金目鯛(きんめだい)
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市場には通年出回っていることが多いのですが、旬は12~2月。
身の中まで脂が多く含まれております。
特に千葉外房や伊豆半島沿岸などに生息する金目鯛は、通常の金目鯛と比べて
脂の含有量が非常に多く、”地”金目鯛と呼び名を分けて築地では評価されています。
■地金目鯛
■金目鯛の漬け魚(西京漬け)
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3.鰆(さわら)
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さわらは回遊魚なので、10月~6月と旬の時期は地域によって異なります。
関東では産卵期前の脂ののった「寒鰆」が人気あり、12~2月が旬です。
身が非常に柔らかいので、煮付けよりも焼きに適してします。
■鰆(鮮魚)
■鰆の漬け魚(西京漬け)
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4.鯛(たい)
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お祝いの魚といえば鯛。旬は2~4月。
産卵期前のこの時期、色鮮やかさから「桜鯛」と呼ばれ珍重されます。
近年は養殖ものも多く流通しています。
養殖ものは脂ののりがよく、天然ものは身の締まりがよい。好みで選ばれるとよいです。
■祝い鯛(焼き鯛)
■天然鯛
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5.平目(ひらめ)
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旬は11~2月。
寒いこの時期はやはり脂がのりつつ、身が引き締まって美味しいです。
春から初夏にかけての産卵期を過ぎると、身が痩せて味も劣ります。
ただ養殖技術が発達して、養殖の平目は今では通年を通して流通しています。
■天然平目