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子どもに食べさせたいDHAの多い魚

肉中心の食事になってしまっているニッポン人


日常化してしまったメタボ腹

こんにちは。編集部のそういちろうです。
今年も健康診断で先生から言われちゃいました。(T_T)

「運動しなさい。魚を食べなさい。」

毎年同じことを繰り返し忠告される自分の怠慢っぷりにあきれるばかりです。


「肉」が「魚」を追い抜いちゃった!

世界的にヘルシーなジャパニーズフードとしてもてはやされています。
確かに昔のニッポン人は、四季おりおりの肉・魚・野菜をバランス良く食べていたのでしょう!
でもいろいろなものが西洋化するにつれ、食事の内容も変わってきてしまいました。

ちょっと古いデータですが、平成18年に「肉」が「魚」を追い抜いてしまったそうです!
このデータには、メタボ腹の私も驚きつつ納得!

 

▲魚介類と肉類の1人1日当たりの摂取量推移



魚を食べないとどんな影響があるの?

お医者さんに何度も「魚を食べなさい」って言うくらいだから、魚介類が身体に良いのは明らかなんでしょうが、どんな影響があるのでしょう。
特に大人の自分はまだしも、子どもへの影響は心配です。

調べてみると、水産庁のレポートにちょっと怖くなるデータが載せてありました。

 

▲妊娠中の母親の魚介類摂取量が生後42ヶ月及び8歳の子どもの言語知能指数に及ぼす影響

このデータは子どもが直接食べた魚介類ではなく、妊娠中の母親が摂取した魚介類の子どもへの影響ですよ!

非常に間接的で、因果関係を証明するのは難しいかもしれませんが、子どもの言語知能指数が低レベル群に入る割合が概ね2倍くらいあるのには驚きです!


重要なのは「DHA」と「EPA」

先の米国の研究成果では、妊娠中にDHAやEPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸を摂取した妊婦から生まれた子供の知能指数は、摂取しなかった子供に比べ高いという結果だったそうです。

子供に魚を食べさせよう!


「頭がよくなるDHA」ってホント?

少し前になりますが、頭がよくなるDHAって謳った「頭脳パン」が流行りましたよね。
それってホントでしょうか?

調べてみるとどうやらDHAには脳の神経細胞に作用して情報伝達を円滑にしてくれることから、「頭が良くなる」というコピーが生まれたようです。

でも実際に、アメリカの大学で6~12歳の小学生を対象に検査したところ、血液中のDHA含有量が高いと、算数の能力は4.7倍、総合学習能力が4.9倍になったそうです!ビックリ!(*_*)


「DHA」と「EPA」が多い魚

一括りに魚介類といっても当然含有量は違います。
DHAやEPAが多い魚介類はなんでしょうか?

▲水産物に多く含まれるDHAとEPA

クジラはなかなか食べる機会がないとして、現実的には、「マグロ」「ブリ」「サンマ」あたりでしょうか。


子供に食べさせたいオススメ魚介類

野菜もそうですが、子供にとって美味しくないと長続きがしないです。
ですので、私の子供が大好きでパクパク食べているオススメ魚介類をいくつかご紹介しましょう!


鮭とばチップ

おやつ代わりにうってつけなのが「鮭とばチップ」。
電子レンジで軽くチンしてあげると喜んで食べます!(犬みたい・・・)

▲鮭とばチップ

シラスチーズトースト

シラスをとろけるチーズと一緒にパンにのせてオーブンで焼くだけ。
忙しい朝、調理が簡単だし、栄養あるし、なにより子供たちが喜んでいるのでおすすめです。

 

▲シラスチーズトースト

手巻き寿司

子どもたちは、自分であれやこれやを作って食べるのが大好きみたい。
準備は楽だし、楽しんで食べてくれるので、我が家では登場回数も多いです!

 

▲手巻き寿司

by
築地の仲卸にて修行後に独立起業。家族や両親に食べさせたいと思える食材だけを扱うことがモットー。現在は4児の父として子どもたちに振り回されています。