こんにちは編集部のそういちろうです。
突然ですが、みなさんは幻の魚といわれる「クエ」を食べたことはありますか?
「クエを食ったら他の魚は食えん(くえん)」といわれるほど美味しいです。
「美味しいです!」って断言してますね・・・
そう!
この前、1尾2.5kgくらいの高級魚クエを一匹まるごと大枚をはたいて、念願のクエ鍋を食べちゃったんです!
大枚って何枚って?
諭吉さんが3.5人去って行きました・・・
さすがに一から捌くのは無理なので、魚屋さんに3枚におろしてもらい、シンプルに昆布とかつおぶしでダシをとってぶつ切りのクエを投入!
クエの脂とゼラチン質が鍋全体に溶けだし、ぷるっぷるの身をパクリ。
なるほど!高級魚なわけだ!って感じです!
そんなクエを食べてるときふと思いました。
クエが高級なことは知っているけど、それ以外のことをよく知らないなー。
そこでちょっと調べてみました。
名前はダントツで「クエ」が有名ですが、全国各地ではいろいろ呼ばれているそうです。
アラ(九州)、モロコ(西日本)、マス(愛知)、クエマス(三重)、アオナ(四国)などなど。
主な天然ものの産地が長崎、三重、和歌山などなので「クエ」の呼び名が一般的になっているのでしょう。
漢字では「九絵」と書かれることがあります。
体の縞模様が時とともに変化させて、体に九つの絵を描き出すと言われるところからきているそうです。ちょっとロマンチックですね。
旬は寒い時期から初夏。
ただ、大きいクエになると年中味の差がなく、1年を通して流通しています。
潮の速い岩場に棲み、主に魚類や伊勢海老など甲殻類を捕食しています。
高級食材の伊勢海老を食べているなんで、さすが超高級なクエ!
天然ものはレア物!
天然ものは非常に少なく、養殖ものが多く流通しています。
天然ものの値段は一向にさがらず、養殖ものの約倍くらい。
市場取引価格でいえば、養殖ものがキロ5千円前後に対して、天然ものが1万円前後くらい。
クエの料理といえば、クエ鍋、クエの潮汁(アラ汁)、煮つけ、刺身、湯引き、から揚げ、セビチェ(クエの身を細かく切って塩とライムでしめたもの)、塩焼き・・・
とたくさんありますが、やっぱり一番はクエ鍋じゃないですか!?
骨や内蔵で出汁をとり、豪快にクエのぶつ切りを鍋に入れれば味はバツグン!
熱い鍋の中で、クエの身がギュッと締まり、白身独特の旨みが閉じ込められます。
厚い皮下脂肪は食べごたえ十分。
鍋を堪能した後は、雑炊。
クエの旨みが染み出した出汁に白米を投入。
上質の脂が溶け出してコラーゲンもたっぷり。
至福の食事といえるでしょう!